先日テレビを見ていたら山口県萩市が紹介されていました。
懐かしい風景だな~と感慨深く見ておりました。

 と言いますのも私は大学を卒業後、
大阪本社の建設会社に就職し、
山口県の営業所、萩市の支店で仕事をさせてもらい、
3年間萩市民として生活をしていました。
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 風光明媚な土地に歴史のある建物が共存している素敵な街でした。
また、私の大好きな幕末の志士たち
高杉晋作、吉田松陰、木戸孝允、久坂玄端を産み育てた街です。
※昨年の大河ドラマ『花燃ゆ』でもお馴染み?ですね。

 生活にするには少々不便さを感じるところではありましたが、
 (当時市内にコンビニはなく、一人暮らしの私は夜の食事に困っていました。)
歴史的な景観が残っている美しい城下町に住んでいることを、
なんだか誇りに思っていました。
その思いというのは、萩市の建物も倉敷市の建物も
どこか似ていると感じていたからかもしれません。

なぜ似ているのか?

それは萩市が倉敷市と同じ『伝統的建築物郡保存地区』だからかもしれません。

 『伝統的建築物郡保存地区制度』とは何かご存じですか?

 戦後の高度成長期に日本の古い町並みの多くが急激に破壊されてしまいました。
そんな中、地方独自の景観を守ろうとして誕生したのが『伝統的建築物郡保存地区制度』です。
※通称『伝建地区(でんけんちく)』

文化財の保護が目的でできた制度ですが、
建物にいろいろな制限が設けられます。

外壁は漆喰(しっくい)にしましょう、瓦は和型にしましょう等々。
これにより伝統ある歴史的景観が守られていきます。

歴史的景観保全の先進的な地域として倉敷市、萩市、
高山市、金沢市、鎌倉市が上げられます。
それらの町はどこも美しく観光地として有名ですよね。

 本来みんなが伝統的な建て方を意識すれば、
このような制度がなくても
美しい町並みを残したり創ったりできるはずなのですが・・・

これから数回に分けて、
日本の町並みについての思いをお話しさせて頂こうと思います。
お付き合い宜しくお願いします。m(_ _)m