数年前になりますが、大正末期頃新築された、古民家にお住まいの

お客様とご縁が出来ました。

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●アフター●
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建て替えの方向にて、大手メーカーとの

お話が進んでいた様ですが、解体する事に今一歩踏み出せなくて、

ずいぶんと悩んでおられました。早速、床下、屋根裏他の調査をさせて頂き、

その結果として減築、増築を含めた再生を御提案致しました。

基礎石(長石)が非常にしっかりしており、骨組み部分も狂いが少なく、

使用されていた木材も、今では入手しにくい材がたくさん使用されており、

「もったいない」が最初に出た言葉でした。工事費用も、大手メーカーのそれと

ほとんど変わりなく、面積も建て替えの場合より、1.5倍のまま再生出来る見込みも

たちました。ただ、お客様が一番心配されたのは「新築の場合とほぼ同じ費用を

投資して90年経過した建物がこれからも長期間住み続ける事ができるのか」でした。

基礎・骨組みを調査した結果のご報告を再度詳細にご説明して、90年間経過する

間での歪みが非常に少なく、今回の工事において、補強もすることにより

場合によっては今の新築住宅より長持ちする事をご理解頂けました。

●ビフォー●
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急だった階段を増築する事により廻り階段とし、天井が低かった2階の部屋は

小屋梁を表して、天井を高くして、快適な部屋に生まれ変わり、典型的田の字だった

間取りも中廊下をつけた間取りに変更をして、個人のプライバシーも

守ることができました。

●アフター●
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<中廊下と階段>

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<梁を表した天井>

倉庫として、利用されていた離れにLDK、各設備を

配置して着工前が想像できなくなってしまうくらい生まれ変わりました。

今日もどこかで「もったいない」古民家が解体されているのではないかと

残念でなりません。

営業部 太田