10月に入り、地元玉島では祭り真っ盛りです。
当社で施工させて頂いた千歳楽や御神輿も大活躍中です!

 以前、近所の鍛冶職人さんに『和釘』を打ってもらいました。
お神輿に使う金物を探していましたが、市販のもので良いものが無かったため、
手作りすることにしたためです。

 『和釘』とは日本古来の建築に用いられてきた釘のことで、
鉄を叩いてつくり、四角い断面を持つのが特徴です。
今なお伊勢神宮の遷宮や神社仏閣に使用されています。

 釘一本一本を鍛冶職人の手打ちで仕上げる『和釘』は、
軸全体に微妙な凹凸が付き、鉄を真っ赤に焼き鍛えることで表面に酸化被膜が形成されます。
これにより木材に打ち込まれた後でも、『洋釘(一般の釘)』に比べて格段に強くなります。
また、同じ太さの『洋釘』に比べ、軸の四角い『和釘』は表面積が大きいいため木材への喰いつきが良いのです。
なにより丁度良い?堅さと柔らかさを併せ持っているため、
木の中に固い節などがあると、それを縫うように木の奥へと入っていく優れものなのです。

 たまたま、当社が持っていた古い和釘を叩いて伸ばして折り曲げて、
下の写真のような釘を作り上げました。

wakugi1

     ↑ お宮に使われていた和釘

wakugi2

    ↑ 上の和釘を叩いて伸ばした状態

wakugi3

    ↑ 延ばした鉄を叩いて曲げて出来た金物フック(まだ未完成です)


 この金物を作るまで、元の『和釘』を3時間近く叩いて、
長さを3倍、太さを1/4にしてもらいました。
職人さんって本当にスゴイ!
 

 この元になった古い和釘は、250年前に建てたお宮さんに使われていた釘で、
そのお宮の改修工事の際取り出した『和釘』を大切に保管していたものです。

 御利益がありそうですね。