大工の世界には「雀(すずめ)と大工は軒(のき)で泣く」という言葉があります。

雀は軒先でチュンチュン♪とさえずりますが、
大工はの部分の演出が難しく、
腕の見せ所だという意味のようです。
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上の写真ですが、この以前工事した倉敷市玉島にある神社の軒です。
 ※現在は柵の工事中です。

きれいに軒が反っていますよね。

 鉄骨などであればどんな曲線を作ることも可能ですが、
木を組んで美しい曲線、つまり『軒の反り』を創り出すのは
とても高度な技術が必要になってきます。

木の性質・クセをよく読まないと長年綺麗な曲線を保つことができません。

日本の伝統的な社寺建築の美しさの源は華麗な『軒の反り』にあるようです。

 寺社だけでなく、民家の美しさを演出するのに軒はとても大切です。
最近の住宅の軒裏を見てみてください。
洋風の建物は別として、和風・和洋折衷の建物でも
軒裏が味気のないものになっていませんか?

垂木(たるき)や野地板(のじいた)など木が化粧として見えるだけで、
建物が一段と美しく見えるはずです。

 お洒落はさりげなく、チラッと見えるところが大事!
新築の際にはよく見える軒裏にご注意下さい