シュロ

ヤシ目 ヤシ科 シュロ属

倉庫を片付けていると、ぐちゃぐちゃに絡まったシュロ縄が出てきたので、きれいにまとめました。

 

        

 

直径2㎝位のもので、外溝(境界)のクサリ(ロープ)がわりに使われたものです。
細いものは、園芸用や生け垣の竹(木)を縛るものに使われます。 

シュロは南国ムードが出る植物で、ヤシ、ソテツなど良く似ているものがあります。

鹿児島県など自生しているものを、ワシュロ、中国大陸の方面から来て庭木などに使われるトウシュロなどがあるそうです。
成長は遅く、水やりもあまり必要としませんが、上へ上へと伸びるので、あまり高くならないうちに剪定、伐採した方が無難です。
と言うのも、シュロの幹には暗褐色の繊維、シュロ皮が密集していて、チェーンソーの刃が引っ掛かり上手く切れないからです。

この繊維状のシュロ皮を加工して出来たものが、先ほどのシュロ縄やタワシ、はけ、高級ほうきの先などに使われます。

また、皮の中には、意外としっかりとした幹(木ではないので、茎が正しい。桐と同じように)があり、ほどよい硬さがあるため、お寺の鐘を突く「鐘突き棒」に使われることが多いそうです。

資材課 三宅

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