古民家再生Ⅲ

築後100年以上になると見込まれる、離座敷付長屋を再生して

家具家財をいったん仮移動した後に、築50年弱の母屋と離れを増改築出来ないかとの

お問い合わせからスタートしました。早速床下、天井裏等調査させて頂きましたが、

白アリの被害も大きく、建て替えに計画変更されました。

ただ、何代も前から持ち山の木(松)を、使用してきたとの事にて、

小屋裏の古材丸太等は、母屋側の増改築・再生工事に使用させて頂きました。

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母屋の東側にある、倉庫として利用されていた中2階の

建物と母屋との間の空間部分も利用してワンルームでのリビング、

ダイニング及び風呂、トイレ等設備一式をご希望されており、家相も

大切にしたプランの打ち合わせを継続しながら母屋も含めた構造調査の結果、

持ち山から切り出されて屋根裏に使用されていた松丸太を化粧として、表し

半吹き抜け状の高い天井のLDKに再生できました。

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中2階の建物も、そのままでは1階の天井が低くなってしまうため、必要な梁は

残しても、障害にならない間取りも出来、天井高を確保した上で、

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さらにその上に床梁を組む事により中2階部分の倉庫は

小屋裏収納として再生出来ました。

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お客様の当初からのご希望である古民家風の外観はそのまま再生して、

焼き板、漆喰塗り仕上げを中心に外観も仕上げる事が出来、増改築・再生部との

違和感も全く感じることのない邸宅となりました。

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後日談として、お聞きした話ですが、当社にご相談頂く以前に、

6~7社の県南の業者様にご相談を掛けられたそうですが・・・・・・・!?

営業部 太田

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