スタッフブログ

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木について

屋根材の加工


来週上棟のU様邸の屋根材を加工しています。


これは破風板といって、屋根の妻側に山形に付く材料です。風雨の吹き込みを防ぐ役割があります。


山形の場合、両側がついになるよう木目が同じようなものを選びます。長さがあるものは大工さんが現場で一本につなぎ合わせます。

意匠的な目的や水切りの役割もあるしゃくりを下側にいれ、仕上げて加工完了です。

資材課 磯田

梁丸太の下ごしらえ

10月に棟上げをする平屋の住宅の梁丸太。
地松の梁丸太は荷持ち(構造強度)が強く、
家を支える重要な構造材です。
しかも、
化粧材として見えるように使います。

とてもよく乾燥した地松の梁丸太です。
しかし、木の『くせ』、『ねじれ』が出ていて、
その『くせ』を活かし、
格好良くなるように基準を出しています。

感性と気遣いが必要な作業です。
出来上がりが楽しみです。

↓左が会長・右が社長

完成イメージ

常務取締役 森永

松ヤニ

写真はO様邸の松の玄関框です。

 

まだまだ、暑い日が続いていますが、松の肥えたもの(赤みの濃いもの)は、気温が高いとヤニを噴いてきます。写真の框も、下の方が少し肥えていて、3~4日するとぷつぷつと松ヤニが出てきます。
それをとるには、どうしたら良いでしょう?

松ヤニは、樹脂なので、アルコールで拭くと良いとされています。
エタノールを布に含ませて拭くと、きれいになるそうです。(やったことはありませんが、ネットに書いてありました。)

ネットにはありませんでしたが、昔ながらの方法としては、米ぬかを手ぬぐいにくるんで磨くと、艶も出てきれいになります。米ぬかを炒ると、油分が出てくるので、そのほうが効果は大きいと思います。(実際、やってみると、きれいになりました。)

米ぬかなら、精米所で「ご自由にお持ち帰りください」という所が、多いと思いますので、松ヤニに困っている人がおられましたら、1度やってみてはいかがでしょう。

資材課の三宅でした。

背割り

こんにちは、資材課の三宅です。

上の写真は、K様邸の玄関框の裏側です。無垢の木材は、生きている為、表面に小割れが入ることがあります。それを防ぐために、背割りという、昔ながらの技法を使います。基本、木の芯(中心)に近い木、又は芯を持っている木は、乾燥途中に割れがどこに出るかわからない為、下の写真のように、一面に芯まで背割りを入れて、他の面(3面)に割れが生じにくいようにします。


背割りに、三角形の板(くさび)を打っておくと、より効果的です。現在は、技術が進歩して、背割り無しでも割れにくい乾燥材もあります。

まな板

こんにちは、資材課の三宅です。

K様邸で使われているまな板が、かなり使い込まれていたので削ることになりました。

 無垢の木なので、削ると本来の木の色が出てきます。


木のまな板には、色々な材種があります。
好みもあると思いますが、一般的には、朴(ほお)、桧、桐、スプールスなどです。
高級なものでは、カヤ、イチョウなどもあります。

ヒバの木のまな板もあります。
抗菌作用が優れていますが、最初、木の香りが少しキツいのではと個人的には思っています。

プラスチック系のまな板が主流になって来ているようですが、木のまな板も一度は使ってみて下さい。

長持ちするし、包丁には優しいし、汚れても削れば新品同様になります。

 

桟(さん)

こんにちは、資材課の三宅です。

 

幅広の無垢の板は、多かれ、少なかれ、乾燥するにつれ、そり(反り)が生じてきます。

木が反(そ)ると書いて、板と読むゆえんです。

実際、使ってから大きく反ってくれば、品質に影響が出て大変です。

そこで、十分な乾燥と、板の裏側に桟と呼ばれるものをつけて、板を反りにくくします。

写真は、床の前板に桟をつけたものです。

 

貼り合わせ

写真の板は、地松の天板です。幅広の為、乾燥の過程で大きくねじれていて、そのままでは加工ができなかったので、一度2つに割ってからそれぞれを加工して、再び貼り合わせて一枚にしました。

板目(木目)の所で貼り合わせると、木目がズレてなかなか上手く貼り合わせることができなかったのですが、会長のアドバイスのおかげで、どこを切ったかわからない位に上手く貼り合わせることが出来ました。

又一つ、技術の向上が出来て大変嬉しく思います。

資材課の三宅でした。

含水率

普通、含水率というと、100%が最高値だと思いますが、木材の含水率というのは、ちょっと違います。


「測定時点の木内部の水分量」「木が完全に水分を失った状態の重量」で割った数値×100というものです。

つまり、含まれる水分の重さが、まったく水分を含まない木材の1.5倍であれば、含水率は150%となります。杉、桧は、生材の場合、大体このぐらいになります。

木材の水分は、細胞間にある、自由水と細胞壁と化学結合して、結晶状になっている、結合水とに分かれます。自由水は、比較的簡単に離脱できますが、含水率30%付近からの結合水を分離させるのは、かなりのエネルギーが必要となります。


平衡(へいこう)含水率というものもあります。
天然乾燥で、しだいに水分を放出し、また、人工乾燥で、低い含水率まで下げた木材は、水分を吸収し、最終的に水分を放出も吸収もしない、安定した状態の含水率のことです。

平衡含水率にある木材は、材種によって決まるのではなく、地域、季節等条件によって変わります。

乾燥した木材を適材適所に使うことが、狂いの少ない良い家を造ることができます。

資材課の三宅でした。

タルキの加工

来月上棟予定のS様邸のタルキを加工しました。

 

タルキは屋根の仕上げ材や屋根下地を支えるために架け渡す材です。
加工する前に桟積みをしてよく乾燥させておきます。
タルキの上には板金や瓦などがのるので垂れ下がってみえないよう、できるだけむくった方向で使います。また、節やキズがでないよう気を付けて加工していきます。
木は一本として同じものがなく、どう使うか答えは一つではないので、悩むところではありますがおもしろい所でもあります。

資材課 磯田

木材の乾燥

こんにちは、資材課の三宅です。

立ち木(山に生えている木)は、水分を豊富に含んでいて、原木から製材したばかりの木材は、生材(なまざい)と呼ばれる状態です。

乾燥が進むにつれ、変形や収縮が起こって不具合が出るので、木材の乾燥度合いが重要な要素のひとつになります。一般に乾燥材とされる基準は、含水率20%とされていますが、
柱類は、20%以下
枠類は、18%以下
床類などは、15%以下であれば、支障となるような狂いは少なくなるとされています。

 

乾燥の方法は、大きく2種類に分けれて、天然乾燥人工乾燥です。天然乾燥は、その名の通り、自然状態で乾燥を行うことです。人工乾燥は、乾燥室に入れ、機械で人工的に温度を上げて水分を抜く方法です。

どちらが良いかということは、なかなか難しく、(共に、メリット、デメリットがある)材種や大きさなどにより、使い分ければ良いと思います。